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漢方薬局 桃仁

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漢方薬局 桃仁の薬草魔女ブログ 2015年10月 2ページ目

腸のお話し

ここ数年医学界においても、腸はとても注目されています。
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悪玉菌腸内フローラ…最近耳にすること、ありませんか?
腸には1000種類とも言われる腸内細菌が住んでいて、それらが種類ごとに集まり、まるでお花畑のようで、そこから腸内フローラと呼ばれているのです。
腸内細菌は、3種類に分けられます。

善玉菌…乳酸菌やビフィズス菌など
悪玉菌…大腸菌など
日和見菌…数の優勢の方に加担する菌

これらの健康比率は 2:1:7、この状態が健康な状態です。
slide0003_image007.png悪玉菌っていない方が良いでしょ、そんな声も聞こえてきそうですが
悪玉菌がまったくいなくなるのも、実は問題があります。悪玉菌がいなくなっては、異物に対抗できないなど不具合が生じてくるからです。
だから、善玉菌、悪玉菌は、2:1の比率、そして善玉菌を優勢にしておくこと。
これが大切です。

しかし、その比率は加齢や、食生活や、生活習慣、運動不足、様々な要因により崩れやすくなります。
そうなると腸内環境が悪化し、免疫力が下がり、病気にかかりやすくなるのです。

免疫力が下がるの?
そうなのです、なんと身体の免疫細胞の50〜70%は腸管に存在しているのです。

では、腸内細菌はどんなことをしているのかと言いますと

①病原菌を追い出す
②消化、吸収を助ける
③ビタミンの合成
④ホルモンの合成
⑤セロトニン、ドーパミンの合成
⑥免疫細胞の活性化


などを行っています。
ビタミン、ホルモンの合成はわかるけど、セロトニン、ドーパミンって?
そんな疑問を持たれた方もいらっしゃると思いますので、補足を。
セロトニンやドーパミンは神経伝達物質で、簡単に話しますとセロトニンは自律神経を落ち着かせて、リラックスさせる作用、ドーパミンはやる気を出させて、幸福感を感じさせる作用を持っています。
心療内科や精神科領域でも、うつや不眠など、セロトニンやドーパミンを増やす薬などが用いられていますが、今後精神科領域でも既存の薬物治療だけでなく、腸内細菌に注目した治療もなされていくのではないかとも言われています。
実際、医療で、正常な腸内細菌を治療に使うという便移植も行われるようになってきました。

腸内環境を整えることは、がんの予防、糖尿、認知症、うつ等の精神疾患、肥満、アレルギー、アトピー、老化防止などに繋がり、健康を維持する上では非常に重要な意味を持ちます。
また、腸内環境が良いと便秘改善、美肌、ダイエットにも繋がるのです。
腸内環境を整える生活を心がけていきたいですね。
食習慣、生活習慣(ストレス、睡眠不足、運動不足など)、改善できることから始めて見ましょう。

おまけ
桃仁では、酵素にも着目していますが、酵素飲料、そして酵素飲料を使ったお料理は、腸内環境を整えるお手伝いをしてくれる…ということで腸内環境と酵素飲料についてもまとめていますので、どうぞご覧ください。

腸内環境と酵素飲料

slide0010_image016.png最近医学界でも腸の新たな働きについて研究がなされ、今まで以上に注目されています。
全身で一番大きな粘膜組織である腸管は、1000兆個とも言われる腸内細菌が存在し、腸内細菌叢(腸内フローラ)を形成しています。
また、腸管は身体全体の免疫細胞の5割から7割が存在する、最大の免疫機構と言われます。
腸内細菌は、乳酸菌などの善玉菌、大腸菌などの悪玉菌、その2つのうち数の多い方に加担する日和見菌があり、健康な比率は、2:1:7。

酵素飲料
今話題の酵素ってなんでしょうか?そう考えたことはありませんか?
酵素とは、一言で言い表すとあらゆる生命現象を支えているものであり、生きていく上で欠かせないもの。
私達の身体の中にある酵素は、消化酵素と代謝酵素。
消化酵素は、例えばご飯などのでんぷんを分解するアミラーゼや、タンパク質を分解するプロテアーゼや、脂肪を分解するリパーゼなどで、その他にも沢山の消化酵素があります。
消化酵素によって栄養がエネルギーになったら、それを働かせのが代謝酵素です。
運動、呼吸、脳での思考、老廃物、細菌、ウィルス等の排除、肌の新陳代謝などあらゆる場面で生命活動を支えています。
消化酵素と代謝酵素は密接な関係があり、消化酵素を使い過ぎてしまうと、代謝酵素は不足します。
健康を維持するためには、消化酵素の無駄遣いを避け、代謝酵素を十分働かせることが必要です。
今話題の酵素食品(酵素飲料)は、食物に含まれている食物酵素により、体内に入った時に消化の良い状態を作り、身体の中にある消化酵素を節約し、結果的に代謝酵素を活性化させます。
また、酵素食品(酵素飲料)は、それぞれの食品が持つ食物酵素により、そのものの形が変わり、それらが更に発酵、熟成され、腸内細菌(善玉菌)の栄養源となり、腸内環境が整えられることで、健康を維持することが出来るのです。

酵素飲料を健康維持の為、そのまま飲んでいただくだけでなく、酵素飲料を使った美味しいお料理でパワーアップ、美味しく元気に過ごしませんか?
桃仁の酵素料理を紹介いたしますね。

肝臓について

体の中で 1番大きな臓器の肝臓。
横隔膜のすぐ下にあり、胃の隣、右側上腹部に位置します。
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図のように、右葉、左葉からなっています。
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重さは、1000~1200g。
門脈から、多量の静脈血が流れ込んでいます。そのために温度が高い臓器で、暗紫色です。          
肝臓には、肝動脈、肝静脈および門脈の3本の血管が出入りし、体内の1/4の血液が、集まっています。
肝臓は、肝細胞が集まって形成する肝小葉(1~2㎜の六角柱)で構成されています。
肝臓は、高い再生能力を持ち、正常時は、全体の3/4ほど、切除しても再生されます。


肝臓は、化学工場
肝臓が、化学工場と言われるのは、次のような働きをしているからですね。
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・栄養素の分解・合成
・栄養分の貯蔵
・有害物の処理
・赤血球の分解
・胆汁の形成
・体温の維持


各栄養素の代謝やアルコール分解、解毒など、働きは500以上ともいわれる大きな化学工場の肝臓。
沈黙の臓器とも言われる肝臓は、症状が出にくいので、健康診断などで、肝機能の値を見て、気がつくこともあります。


検査値をチェック!ALT(GPT) 基準値30IU /L以下
ALT(GPT)は、主に肝細胞にある酵素で、主にタンパク質代謝、エネルギー代謝に関係しています。
栄養を体の各部で使いやすい形に変える仕事をしています。

肝細胞に何かダメージがあると、ALTは、血液中に漏れ出します。
代表的な疾患としては、ウイルス性肝炎、アルコール性肝障害、非アルコール性脂肪肝疾患、慢性肝炎 等

検査値をチェック!AST(GOT) 基準値30IU /L以下
AST(GOT)
は、肝細胞もしくは心臓、腎臓及び筋肉などの臓器に多く存在している酵素です。
アミノ酸代謝やエネルギー代謝で、重要な働きをします。
肝細胞がダメージを受けることにより、血液中に漏れ出します。  
注:AST(GOT)は肝臓以外の臓器にも存在するため、肝臓だけの異変を示すわけではないので、AST(GOT)値のみが高値を示す場合は、肝臓以外の病気である可能性もあります。

ALTも一緒にチェックしましょう!
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検査値をチェック!γGPT 基準値50IU /L以下
肝臓の肝細胞や胆管細胞、胆汁に存在する酵素で、たんぱく質を分解。合成をしています。
γGTPが多く作られる原因としては、飲酒・肥満・ある種の薬などがあります。多く作られたγGTPが血液中に流れ込みます。
また、胆汁うっ滞※や胆管細胞の破壊で、細胞内や胆汁に存在するγ-GTPが血液中に漏れ出し、数値が上がります。
代表的な疾患として、アルコール性肝障害、脂肪肝、胆汁うっ滞、原発性胆汁性肝硬変、胆石症、胆道閉塞など

西洋医学と東洋医学の違い

slide0002_image020.jpg 西洋医学と東洋医学のイメージを絵にしたものです。西洋医学は、病邪を退治するイメージで、東洋医学は、病邪に負けない体を立て直し強くするイメージです。

未病ってなんだろう?

●東洋医学の得意な事として、病気が本格的に発症する前の状態、なんとなく変、なんとなく不調と感じる段階を「未病」を扱うことです。

●西洋医学は、検査の数値やレントゲンなどの目に見えるもので、健康状態を判断します。

●東洋医学は、検査などの数値によって判断するのではなく、体内で起こるいろいろな変化や訴えにより、体の中を見ていきます。

東洋医学の考え

人間は、自然の一部であり、自然と体の関係を切り離すことなく、自然と同じように人間の体もいつも変化しているととらえる。
自然を大きな宇宙ととらえると、人間は、その大きな宇宙の中の小さな宇宙と考え、自然界との相互関係を重視している。

人体は、多くの臓器、組織、器官などによって成り立っているが、全て、相互に関係している。

五臓を中心として六腑があり、経絡を通して、五体、五官、九竅、四肢百骸と結びつけ、また、精・気・血・津液の作用によって、生体の統一的な機能活動を構成している。

陰陽とは?

slide0006_image027.png陰陽学説は、古代中国の哲学の一つです。自然界には、陰陽という2つの気が対立しながら、又お互いに依存しあい、絶えず変化していると考えたようです。
ちょっと難しい言葉では、陰陽の対立と制約、互根互用、消長と平衡、相互転化。

陰陽とは、元々の意味は、日光に向かっている側を陽、日光に背を向けている側をとしたところから始まります。これにより、気候の寒熱、方向の上下、左右、内外、運動状態の動と静などに転化してきました。

陰陽は、例えば、昼と夜、夏と冬、火と水、男と女、動と静のように考えます。

しかし、どこから昼でどこから夜なのか、光があるから闇があり、闇があるから光があるように、お互い関係しあって存在しています。
『陰陽は、互いに根ざし合い、陽は陰に根ざし、陰は陽に根ざし、陽無くして陰生じるなし、陰無くして陽の化するなし』 (医貫砭・陰陽論)

東洋医学においての陰陽論は、人体の組織、構造、生理、機能、疾病の発生、発展などに応用されています。




五行とは?

slide0005_image031.png五行学説も、古代中国の哲学になります。
自然界に存在するすべてのものに、木、火、土、金、水を当てはめて考えました。木、、火、土、金、水と具体的な物質自身ではなく、もっと広い意味を持つもので、お互いに関係しあいながら存在しています。
東洋医学では、人間の臓器を五つに分け、(肝、心、脾、肺、腎) その働きや特徴を 木、火、土、金、水に当てはめて考えます。また、五行学説がどのように使われるかと言うと、人体の内臓、組織、器官、また薬物の性味などを五行に分類し、その関係性(相生、相克、相侮)の関係から、人体の生理活動と病理現象を解釈し、治療原則を確定しています。

四神とは?

最近のゲーム等に登場している四神は、各方位東西南北を守る守護神で、東の青竜、西の白虎、南の朱雀、北の玄武になります。
日本にも、青竜門、朱雀門等がありますが、方角に合った名前が付けられています。
また、面白いことに、漢方薬も(大小)青竜湯、白虎湯、玄武湯(真附湯、朱雀湯(十棗湯)があり、その季節との関係性に納得します。
     
                                                                                           

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