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漢方薬局 桃仁

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漢方薬局 桃仁の薬草魔女ブログ 桃仁身体のお話

甲状腺について

甲状腺の異常が様々な症状を引き起こす原因になっていることがあります。
今回は甲状腺について、簡単にお話をしたいと思います。

見出し
①甲状腺とは?
②甲状腺の病気
③その症状、甲状腺が関係していませんか?
④甲状腺の検査
⑤補足

①甲状腺とは?
甲状腺は甲状軟骨(のどぼとけ)にある蝶が羽を広げたように見える内分泌腺です。
つばを飲み込んだ時に動く部分が甲状腺です。

甲状腺は甲状腺ホルモンを産生し、貯蔵し、放出するという働きを担っています。
甲状腺から分泌されるホルモンは、サイロキシンとカルシトニンがあります。
サイロキシンはアミノ酸にヨードが結合したものです。
サイロキシンの作用は、多々ありますが、その基本は新陳代謝の亢進です。
甲状腺ホルモンの作用
全身  ;基礎代謝量上昇、熱産生
脳   ;脳の正常な発達を促進
心臓  ;心拍数増加、収縮力増強
骨格筋 ;タンパク質の異化(代謝によってエネルギーを作る)
肝臓  ;コレステロールの低下、中性脂肪の低下
腸管  ;糖の吸収を促進
脂肪組織;脂肪分解促進
骨   ;成長ホルモンと共に骨格の正常な発達を促進

※カルシトニン 骨新生作用

②甲状腺の病気
★バセドウ病   ;甲状腺の機能亢進
 症状      ; 疲れやすい、動悸、頻脈、心房細動、手足の震え、体重減少、甲状腺の腫れ、
          コレステロール値が下がる、汗をかきやすい、暑がり、イライラ、早口、
          軟便、下痢、筋力低下、食欲亢進、上眼瞼後退、眼球突出など

★橋本病     ;甲状腺の機能低下
 症状      ;疲れやすい、気力低下、寒がり、皮膚の乾燥、徐脈、体重増加、低体温、
          無気力、うつ状態、物忘れ、便秘がち、甲状腺の腫れ、コレステロール値の上昇
          筋力低下など

バセドウ病、橋本病は良く知られていますが、それ以外にも甲状腺の病気があります。
参考に
★粘液水腫    ;橋本病が進行し著しく甲状腺ホルモンの値が低下した状態、まれな病気ではあるが
          命にもかかわる。
★無痛性甲状腺炎 ;甲状腺ホルモンの値が乱れ高くなった後に低くなり、やがて正常値に戻る。
          破壊性甲状腺炎が原因、橋本病に合併したり、出産時にも起こりやすい。
          甲状腺の産生には問題がないが、貯蔵に問題があり、治療をしなくても
          数か月後にはホルモン値が戻る。
★亜急性甲状腺炎 ;甲状腺のウィルス感染、痛みは伴うが治る。これも、破壊性甲状腺炎の一種。
          痛みがひどいときは、副腎皮質ステロイドなどが治療に使われたりする。
★妊娠性一過性甲状腺機能亢進症;妊娠初期に胎児がまだ甲状腺ホルモンが作れない時期、妊娠
          7~15週にかけて、母体の甲状腺機能が亢進する。
          その後は胎児が甲状腺を作れるようになれば、元に戻る。

その他にも、線腫様甲状腺腫、自律性機能性甲状腺結節、甲状腺乳頭がんなどがあります。

③その症状、甲状腺が関係していませんか?
様々な疾患の原因が、実は甲状腺が関係していたということが、多々あります。
例えば、イライラやドキドキなどがあり、更年期症状と思っていたら、甲状腺機能亢進症だったり。
また、やる気がなく、疲れやすく、気持ちも沈み、うつ状態なのかもしれないと思っていたのが
甲状腺機能低下症だったり。
意欲も元気もなく、年齢的にも認知症なのだと思っていたら、これも甲状腺機能低下が関係してたりなど
そのようなことがあります。

以前勤めていた調剤薬局でも、気持ちがイライラ、落ち着かず心療内科にかかられていた方が、甲状腺機能亢進症があったり、またうつ症状が中々改善しない方に甲状腺機能低下がないか、検査をしてみるのも
良いのではないかとアドバイスをしたりしていました。
また、60代始めで、認知症が疑われ、ご主人が落胆されていた方にも、もしかしたら甲状腺機能低下がないか、検査をしてみるようアドバイスをさせて頂いたりしていました。

甲状腺機能低下症、亢進症は圧倒的に女性の方が多いですが、男性ももちろん甲状腺の機能異常が
見られることはあります。
これも以前、勤めていた調剤薬局での事ですが、お母様の薬を毎月受け取りにいらっしゃる男性が
いました。年は50代くらいだろうかと思っていましたが、ある時、お痩せになって、はつらつと薬局
に入ってこられました。
あまりの変わりように驚き、お痩せになりましたねと話すと、甲状腺機能低下が分かり、治療をするようになりましたと話していました。
以前は、少し顔もむくみ、ろれつが回っていないような話し方をする方でしたが、それもなくなり、10歳も20歳も若返ったように見えたものです。

④甲状腺の検査
問診、触診の後、血液検査で、甲状腺ホルモン作用を持つ遊離甲状腺ホルモン、FT3、FT4、及び
甲状腺刺激ホルモン TSHの値を調べます。
FT3,FT4が高く、TSHが低い→甲状腺機能亢進症→バセドウ病を疑う
FT3,FT4が低く、TSHが高い→甲状腺機能低下症→橋本病を疑う
この他、自己抗体や超音波検査などを基にして、ガイドラインに沿って診断されます。

⑤補足
日本は海に囲まれており、他国に比べ、海藻を多く摂る国民です。
海藻などに含まれるヨードは、甲状腺ホルモンを作る材料となります。、
ヨードは多すぎても少なすぎても、問題を起こすことがあります。
橋本病などの病気がある人は気を付けなければなりません。
また、バセドウ病では、ヨードを多く摂ることで、甲状腺ホルモン産生低下を利用した治療もあります。

※ヨードを多く摂ることで、甲状腺刺激ホルモンが、もういらないねと判断し、それにより甲状腺ホルモンが低下します、身体にはこのような微妙な調節機能があるのです。

うつ症状や更年期症状、そして、認知症状など、その陰に甲状腺の問題が隠れていることも、ままあります。気になることがある際は、一度、甲状腺を診てもらうのも必要ではないかと思います。



















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発酵腸活食で痩せてきました

腸内環境(腸内細菌)が、「やせ」にも「肥満」にもなるということが

最先端の研究結果でわかっています。

「やせ菌」 「デブ菌」などと表現されたりもしますね。

やせ体質、デブ体質は、腸内細菌次第のようです。

いろいろな論文を読むと面白いですよ。

痩せたラットにデブラットの腸内細菌を入れると、急に太りだす。という論文も興味深かったです。

では、私も実験してみようと、

添加物を極力減らし、塩麹や究極の発酵食品を使い

腸内細菌が喜ぶご飯を作っています。

朝からしっかりいただきます。


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お昼も、浅漬けの漬物を刻んでサラダにして、

手作りのマフィンにクリームチーズ、食べたい物もいただきます。

一番変わったのは、ついつい手が伸びるスィーツを食べなくなりました。
  

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好きなパスタをいただく時は、浅漬けの漬物サラダをたっぷり。
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1日元気に過ごす為にも、朝はしっかりいただきます。

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仕事の合間に食べるお昼は、

わかめ、いんげん、鳥のささみ、野沢菜のパスタ、野菜スープ塩麹仕立て

5日間の結果は、マイナス1.2kg です。

食べたい物を食べて、マイナス1.2kg  これなら続けられそうです。

腸内環境を考える(免疫の暴走)

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春の兆しが感じられるようになりました。

いかがお過ごしでしょうか?

コロナウィルスもいくらか落ち着いてきているようですが、まだまだ油断は出来ませんね。

日本でも、医療逼迫など大変な状況があり、多くの医療者のご尽力には心からの感謝と敬意を評し、

今後も気を引き締めて with  コロナ の生活を工夫しながら過ごしていきたいと思います。

このコロナウィルス、世界中で蔓延してはいますが、世界と比べると日本は感染者数、

死者数は少ない方ではないかと感じます。

それを裏付けるような論文を最近チェックしています。

免疫という言葉はよく耳にすると思いますが、免疫の暴走が炎症やアレルギー、自己免疫疾患と関連

しているのはご存知ですか?
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先ず、免疫の司令塔でもあるT細胞について簡単にお話しします。

このT細胞、いくつかの顔を持っています。

先ず、免疫グロブリン産生を促進するヘルパーT細胞、そして免疫の行き過ぎを抑える制御性T細胞、そしてウイルスや腫瘍を攻撃するキラーT細胞などに分かれます。
(これ以外にも免疫と関係するB細胞、マクロファージなどもありますが。)

免疫の暴走を抑える制御性T細胞、この働きが鈍いと炎症やアレルギーなどを引き起こす要因になります。

是非、制御性T細胞にしっかり働いてもらいたいですね。

その制御性T細胞を活性化させるのに、腸内細菌が鍵を握っているようです。

食物繊維の多い食事を摂ることで、腸内細菌の働きが活性化し、腸内細菌が作るクロストリジウム目の特に酪酸が、制御性T細胞を増やしているということが確認されています。

日本人は元々、食物繊維の多い食事を摂っていました。最近は欧米化で食生活も変わってはきていますが長年培ってきた日本食こそ、腸内細菌を活性化し、腸内環境を整えていたのではないかと思います。

それにより制御性T細胞の働きも良かったのではないかと推定されます。

コロナウィルスの感染者、死者数が世界と比べて少ないのも、関係しているのではないかと思います。












骨で若返る

2020年、オリンピックイアー、私もスポーツファーマシストとして、デビュー‼ (オリンピックの仕事をするわけではないけど 笑)

今年は身体作り(毎年騒いでいるけど・・・)に励みたい、2月初めにはフラメンコの発表会も控えているし。
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そんなこともあって、今回は骨についての情報  骨の健康が若さの維持につながる( ^ω^)・・・

2年前、お正月にNHKスペシャル ”人体 骨が出す最高の若返り物質” を放送していたので、それについて書きますね。

身体を支えている骨は常に作り替えられています。

骨を壊す破骨細胞と、骨を作る骨芽細胞のバランスが取れて、身体は守られているのです。

5年で全身の骨が新しくなると言われています。

骨を壊す破骨細胞と、骨を作る骨芽細胞のバランスが崩れ、破骨細胞の働きのほうが大きくなったものが骨粗しょう症です。

簡単に言うと骨がもろくなる状態。

特に女性は閉経後はエストロゲンが減り、骨粗しょう症のリスクが増えてきます。

身体の骨組みとなる骨ですが、骨は様々なメッセージ物質を血液を通して全身に送っています。

それにより、免疫力増加、筋力増加、記憶力増加、精力増加など、若返りを担っているのです。

ちょっと、詳しく書くと

スクレロスチン: 骨細胞がスクレロスチンを出している、このスクレロスチンは、骨作りにブレーキをかけている。

つまり、スクレロスチンが多すぎれば、骨は作られず、もろくなり、また一方、スクレロスチンが少なければ、骨は作られ過ぎてしまい、

それも新たな症状、病気を生み出してしまう。(硬結性骨化症など)

オステオカルシン: 骨芽細胞から分泌され、記憶力を司ったり、筋力を増加させたり、精子の数も増やしたりしている。

オステオポンシン: 骨芽細胞から分泌され、免疫力を高める

そして、骨細胞がスクレロスチンを出し過ぎると、骨芽細胞からオステオカルシン、オステオポンシンの分泌が減り、つまり老化が

進んでしまう。

では、スクレロスチンを減らすにはどうすればよいか?

骨は衝撃を感知するとスクレロスチンを減らし、骨芽細胞を増やします。

つまり、活動的に動くことが、結局は骨の健康を維持することになるのです。

歩く、走るなど、ともかく身体を動かすことで、若返り物質が骨から全身の細胞、臓器に送られているということなのです。

1日中、デスクワーク、通勤は車、運動習慣もなし、そんな生活を現代人は送ってることが多いのではないでしょうか?

それと、もちろん、骨のためにはバランス良い食事も、大切。

分かっていることなのですけどね。なかなか、実行できないこともあるかもしれませんね。

私が、数年習っているフラメンコ、足を打ちならし、リズムを刻み、身体全体で、感情を表現するものだけれど、

それこそ、骨に刺激を与え、若返りにもつながっているのね、(笑) 

発表会の練習も頑張らなくちゃ (笑) (笑)
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今年も?それとも今年は? 身体を動かすこと、心がけていきたいですね。

2020年も皆様の健康に少しでも貢献させていただきたいと考えております、ブログも更新していきたいと思います。

今後もよろしくお願い致します。



                                  久しぶりの登場⁈ 西魔女 (笑)

追伸;昨年の3月、スクレロスチンの生成を抑える薬、抗スクレロスチン抗体が新発売となりました。

骨折の危険性の高い骨粗しょう症の患者さんへの適応です。







身体のお掃除お片付け

今日から10連休に入りましたねheart04

この連休中に 「腸活 ファスティング」を体験される方がいらっしゃいます。

春は、解毒の時期ということで、4月になって腸活ファスティングを体験された方が13人になりました。

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「腸活ファスティングって何?」と思われる方も多いと思いますが、

究極の発酵酵素ドリンクを飲みながら、身体のお掃除、お片付けです。

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私たちの身体は、毎日の食事を消化するために消化酵素をたっぷり使って、消化器は忙しく働き続けています。

また、化学合成された添加物や環境ホルモンと呼ばれる化学物質、有害ミネラルにトランス脂肪酸などを口にするので、

私たちの腸内で生活している腸内細菌たちも悲鳴を上げています。

私たちは、身体に良い物を入れることばかりに目を向けがちですが、

脂肪組織に蓄えられてしまっているこの有害なものを片付けましょう。

家の片づけと同じです。

要らない不要なものを捨て(デトックス)

ピカピカにお掃除(腸内の立て直し)をしましょう。

断食や自分勝手なファスティングは、健康被害も起こすのでお勧めできませんが、

西洋医学の知識と、東洋医学の知恵、ファスティングアドバイザーがしっかりサポートしています。

不妊の原因について(排卵障害)

不妊原因の4つ目は、排卵障害についてです。
 

排卵に至るまでには、正常な卵胞の発育、成熟が必要になります。
 

卵巣の中の原始卵胞と呼ばれるものは、卵胞直径0.1〜0.2mmで、月経の始まる頃に直径5mmほどになり,卵胞刺激ホルモンの(FSH)により卵胞は成長します。卵胞直径8mmになる頃から、エストロゲンの分泌が徐々に増え、卵胞の大きさが15mm頃に急増し、卵胞期初期の数倍の産生量になります。

間脳ー下垂体系に200pg/ml以上の高レベルのエストロゲンが2〜3日間作用すると、脳下垂体からのLHの放出を促され、これが、卵胞表面の一部の組織を非薄にし卵胞破裂(排卵)を起こすのです。
 

排卵発育の障害は、いろいろな段階で起こります。
⚫︎1mmに満たない小〜中細胞のままで成長が止まる場合。
⚫︎5mm前後にまで成長するが、そこで成長が止まる場合。
⚫︎排卵直前までの大きさにせいちょうするが、卵胞破裂が起こらない場合。

以上を排卵障害による不妊症と呼び、不妊患者の15〜20%を占めています。

 

排卵障害の3つの治療法は、以下の通りです。

⑴ 間脳ー下垂体の障害に基づく低ゴナトロピン性卵巣機能障害の像を呈するもの
  重度の環境性無月経、神経性食欲不信症、Kallman症候群、ゴナトロピン単独欠損症などを含む。
⑵間脳ー下垂体の機能障害に基づくが、血中ゴナトロピンレベルはほぼ正常レベルで、エストロゲンレベルもほぼ正常。
  無排卵や希発月経を呈し、PCOSなど。
⑶卵巣性無月経とよばれ、高ゴナトロピン性卵巣機能不全など。


不妊原因について(男性因子がかかわる不妊症)

不妊に悩む方に「私は何が悪いのでしょうか?」と聞かれることがあります。
 

原因は、そんなに簡単に分かるわけではないのですが、次の10項目があげられます。
また、その原因がひとつだけではなく、複数見つかることもあります。

では、10項目についてです。
 

男性因子がかかわる不妊症

⚫︎性交、射精の異常 がかかわる場合
      性欲の減退、性交障害、射精障害、ゴナトロピン分泌不全のインポテンス

⚫︎精子の産生異常がかかわる場合
       ゴナトロピン分泌低下による造精機能障害、高プロラクチン血症、
       先天的異常に基づく造精機能障害、停留精巣、染色体異常、遺伝子異常、
       感染に伴う造精機能障害(流行性耳下腺炎など)、精索静脈瘤、抗精子抗体

⚫︎精管の通過障害がかかわる場合

⚫︎その他の男性不妊
       精巣上体の異常、副性器の炎症、常染色体劣性遺伝疾患
                                 

                  以上が考えられます。
 

簡単に言うと、性交回数が減少していないか、精神的なダメージで、勃起不全になっていないか、
正常な射精ができていないかなどをまず最初に考えます。

勃起不全を起こす薬剤(メチルドパ、βブロッカー、高圧利尿薬、潰瘍治療薬など)服用していないか?
勃起障害は、ホルモンや血管系、神経系などの疾患の可能性もあります。

また、精子を造る造精機能障害を起こすものに、停留精巣(生後2年以内に手術を勧めるところもあります)
おたふく風邪なども原因になることもあります。

造精機能は、高温環境が苦手なので、発熱を起こす疾患や環境もよくないので、
サウナなどもあまりお勧めできません。
また、抗精子抗体と言って、精子の動きを抑えてしまう免疫が関わることもあります。
 

不妊の原因は、男性側と女性側、また両方にあることもあるので、しっかりと検査をして、次のステップへ進みましょう。
 

今日は、男性不妊の原因についてでした。
 


腸のお話し

ここ数年医学界においても、腸はとても注目されています。
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悪玉菌腸内フローラ…最近耳にすること、ありませんか?
腸には1000種類とも言われる腸内細菌が住んでいて、それらが種類ごとに集まり、まるでお花畑のようで、そこから腸内フローラと呼ばれているのです。
腸内細菌は、3種類に分けられます。

善玉菌…乳酸菌やビフィズス菌など
悪玉菌…大腸菌など
日和見菌…数の優勢の方に加担する菌

これらの健康比率は 2:1:7、この状態が健康な状態です。
slide0003_image007.png悪玉菌っていない方が良いでしょ、そんな声も聞こえてきそうですが
悪玉菌がまったくいなくなるのも、実は問題があります。悪玉菌がいなくなっては、異物に対抗できないなど不具合が生じてくるからです。
だから、善玉菌、悪玉菌は、2:1の比率、そして善玉菌を優勢にしておくこと。
これが大切です。

しかし、その比率は加齢や、食生活や、生活習慣、運動不足、様々な要因により崩れやすくなります。
そうなると腸内環境が悪化し、免疫力が下がり、病気にかかりやすくなるのです。

免疫力が下がるの?
そうなのです、なんと身体の免疫細胞の50〜70%は腸管に存在しているのです。

では、腸内細菌はどんなことをしているのかと言いますと

①病原菌を追い出す
②消化、吸収を助ける
③ビタミンの合成
④ホルモンの合成
⑤セロトニン、ドーパミンの合成
⑥免疫細胞の活性化


などを行っています。
ビタミン、ホルモンの合成はわかるけど、セロトニン、ドーパミンって?
そんな疑問を持たれた方もいらっしゃると思いますので、補足を。
セロトニンやドーパミンは神経伝達物質で、簡単に話しますとセロトニンは自律神経を落ち着かせて、リラックスさせる作用、ドーパミンはやる気を出させて、幸福感を感じさせる作用を持っています。
心療内科や精神科領域でも、うつや不眠など、セロトニンやドーパミンを増やす薬などが用いられていますが、今後精神科領域でも既存の薬物治療だけでなく、腸内細菌に注目した治療もなされていくのではないかとも言われています。
実際、医療で、正常な腸内細菌を治療に使うという便移植も行われるようになってきました。

腸内環境を整えることは、がんの予防、糖尿、認知症、うつ等の精神疾患、肥満、アレルギー、アトピー、老化防止などに繋がり、健康を維持する上では非常に重要な意味を持ちます。
また、腸内環境が良いと便秘改善、美肌、ダイエットにも繋がるのです。
腸内環境を整える生活を心がけていきたいですね。
食習慣、生活習慣(ストレス、睡眠不足、運動不足など)、改善できることから始めて見ましょう。

おまけ
桃仁では、酵素にも着目していますが、酵素飲料、そして酵素飲料を使ったお料理は、腸内環境を整えるお手伝いをしてくれる…ということで腸内環境と酵素飲料についてもまとめていますので、どうぞご覧ください。

腸内環境と酵素飲料

slide0010_image016.png最近医学界でも腸の新たな働きについて研究がなされ、今まで以上に注目されています。
全身で一番大きな粘膜組織である腸管は、1000兆個とも言われる腸内細菌が存在し、腸内細菌叢(腸内フローラ)を形成しています。
また、腸管は身体全体の免疫細胞の5割から7割が存在する、最大の免疫機構と言われます。
腸内細菌は、乳酸菌などの善玉菌、大腸菌などの悪玉菌、その2つのうち数の多い方に加担する日和見菌があり、健康な比率は、2:1:7。

酵素飲料
今話題の酵素ってなんでしょうか?そう考えたことはありませんか?
酵素とは、一言で言い表すとあらゆる生命現象を支えているものであり、生きていく上で欠かせないもの。
私達の身体の中にある酵素は、消化酵素と代謝酵素。
消化酵素は、例えばご飯などのでんぷんを分解するアミラーゼや、タンパク質を分解するプロテアーゼや、脂肪を分解するリパーゼなどで、その他にも沢山の消化酵素があります。
消化酵素によって栄養がエネルギーになったら、それを働かせのが代謝酵素です。
運動、呼吸、脳での思考、老廃物、細菌、ウィルス等の排除、肌の新陳代謝などあらゆる場面で生命活動を支えています。
消化酵素と代謝酵素は密接な関係があり、消化酵素を使い過ぎてしまうと、代謝酵素は不足します。
健康を維持するためには、消化酵素の無駄遣いを避け、代謝酵素を十分働かせることが必要です。
今話題の酵素食品(酵素飲料)は、食物に含まれている食物酵素により、体内に入った時に消化の良い状態を作り、身体の中にある消化酵素を節約し、結果的に代謝酵素を活性化させます。
また、酵素食品(酵素飲料)は、それぞれの食品が持つ食物酵素により、そのものの形が変わり、それらが更に発酵、熟成され、腸内細菌(善玉菌)の栄養源となり、腸内環境が整えられることで、健康を維持することが出来るのです。

酵素飲料を健康維持の為、そのまま飲んでいただくだけでなく、酵素飲料を使った美味しいお料理でパワーアップ、美味しく元気に過ごしませんか?
桃仁の酵素料理を紹介いたしますね。

肝臓について

体の中で 1番大きな臓器の肝臓。
横隔膜のすぐ下にあり、胃の隣、右側上腹部に位置します。
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図のように、右葉、左葉からなっています。
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重さは、1000~1200g。
門脈から、多量の静脈血が流れ込んでいます。そのために温度が高い臓器で、暗紫色です。          
肝臓には、肝動脈、肝静脈および門脈の3本の血管が出入りし、体内の1/4の血液が、集まっています。
肝臓は、肝細胞が集まって形成する肝小葉(1~2㎜の六角柱)で構成されています。
肝臓は、高い再生能力を持ち、正常時は、全体の3/4ほど、切除しても再生されます。


肝臓は、化学工場
肝臓が、化学工場と言われるのは、次のような働きをしているからですね。
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・栄養素の分解・合成
・栄養分の貯蔵
・有害物の処理
・赤血球の分解
・胆汁の形成
・体温の維持


各栄養素の代謝やアルコール分解、解毒など、働きは500以上ともいわれる大きな化学工場の肝臓。
沈黙の臓器とも言われる肝臓は、症状が出にくいので、健康診断などで、肝機能の値を見て、気がつくこともあります。


検査値をチェック!ALT(GPT) 基準値30IU /L以下
ALT(GPT)は、主に肝細胞にある酵素で、主にタンパク質代謝、エネルギー代謝に関係しています。
栄養を体の各部で使いやすい形に変える仕事をしています。

肝細胞に何かダメージがあると、ALTは、血液中に漏れ出します。
代表的な疾患としては、ウイルス性肝炎、アルコール性肝障害、非アルコール性脂肪肝疾患、慢性肝炎 等

検査値をチェック!AST(GOT) 基準値30IU /L以下
AST(GOT)
は、肝細胞もしくは心臓、腎臓及び筋肉などの臓器に多く存在している酵素です。
アミノ酸代謝やエネルギー代謝で、重要な働きをします。
肝細胞がダメージを受けることにより、血液中に漏れ出します。  
注:AST(GOT)は肝臓以外の臓器にも存在するため、肝臓だけの異変を示すわけではないので、AST(GOT)値のみが高値を示す場合は、肝臓以外の病気である可能性もあります。

ALTも一緒にチェックしましょう!
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検査値をチェック!γGPT 基準値50IU /L以下
肝臓の肝細胞や胆管細胞、胆汁に存在する酵素で、たんぱく質を分解。合成をしています。
γGTPが多く作られる原因としては、飲酒・肥満・ある種の薬などがあります。多く作られたγGTPが血液中に流れ込みます。
また、胆汁うっ滞※や胆管細胞の破壊で、細胞内や胆汁に存在するγ-GTPが血液中に漏れ出し、数値が上がります。
代表的な疾患として、アルコール性肝障害、脂肪肝、胆汁うっ滞、原発性胆汁性肝硬変、胆石症、胆道閉塞など

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