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漢方薬局 桃仁

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漢方薬局 桃仁の薬草魔女ブログ 生薬の話: 2021年2月

先住民アボリジニのハーブ

新型コロナウイルス感染の予防に 手洗い、うがい、マスク。

これは多くの方が実践していることですね。

私は、ティートリーを入れたアルコール除菌スプレーを作って、

マスクにスプレーしています。

ティートリー).jpg
以前、オーストリアに留学していた獣医さんから 

ペットの手術の時にもティートリーを使うという話を聞いたことがあります。

強い抗菌・抗炎症作用を持っているので、先住民のアボリジニも伝統医療で使っていたと言われています。

主要成分の テルピネン-4-オールが ウイルスの増殖を抑えるという報告もあります。

ティートリー.jpg

ぬるま湯を注いだコップに ティートリー1~2滴、塩ひとつまみでうがいもおすすめです。

私は、空気の浄化にも使っています。

ディフューザーがない時は、コットンやテッシュに精油を数滴たらして部屋に置くのも良いですよ。

Tea Tree ティートリー
学名】Melaleuca alternifolia
【科名】フトモモ科
【使用部位】 葉部
【主要成分】テルピネン-4-オール、1,8-シネオール、α-テルピネン、γ-テルピネン
【作用】 抗菌、抗真菌、抗ウイルス、消炎、鎮痛   (参照 ハーブと精油の基本辞典 池田書店)

















ウイルスとの長い歴史 生薬・ハーブを使って

今日は 春らしいポカポカ陽気です。

新型コロナウイルス感染者数が、減少し始めましたが、

まだまだ油断大敵ですね。

ウイルス3.jpg

新型コロナウイルス感染のニュースが流れてから1年が過ぎましたね。


考えてみると、人類は、長いこと細菌やウイルスと戦ってきた歴史があります。

東洋医学の考えでも、身体に害を及ぼす邪のひとつに  

細菌や ウイルス があります。

東洋医学とウイルスというとピンと来ないかもしれませんが

抗菌作用や抗ウイルス作用のある生薬があり、

それが含まれている漢方薬はいろいろ種類があります。

東洋だけではなく、西洋にも抗菌、抗ウイルス作用のあるメディカルハーブを 人々は活用していました。

uirusu2.jpg

この写真は、ハーブを束ねた花束です。

今日は庭から ローズマリー、ミント、フェンネルを摘み取りました。

これは、タッジーマッジー、ノーズゲイとも呼ばれ、魔除けや悪臭改善に使われました。

ハーブなので香りも良く、悪臭改善はわかりやすいと思いますが、

面白いのは魔除けに使われていたことですね。

細菌やウイルスも、当時は魔物です。

少しでも自分を守ろうとハーブを使っていたのでしょう。

当時は、ハーブや生薬の中に 抗ウイルス作用があるという認識ではなく、

魔女と呼ばれる薬草使いや原住民が魔除けとして使っていたものが

感染症予防に薬立つハーブや生薬だったのでしょうね。

そんなことを思いながらハーブティーを飲んでいます。

ウイルス1.jpg



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